健康寿命を延ばし高齢者が楽しみながら認知機能ケアに取り組む環境をつくります。

【人生100年時代】シニアだからこその「夢のかなえ方」

公開日: │カテゴリ:すこやか(認知症)カフェ, 上町カフェについて

【人生100年時代】シニアだからこその「夢のかなえ方」

現在、日本人の平均寿命はどんどん延びて、過去最高年齢を更新中です。2020年の厚生労働省が発表したデータでは男性81.41歳、女性87.45歳。実は約75年前の平均寿命は50歳代だったのですが、信じられますか?このころと比較すると、わたしたちの人生は約30年も長くなりました。

 

「シニア」って何歳のこと?

よく耳にする「シニア」ということば。実はこのことばには具体的に「何歳」という定義はありません。使われる場所や業界によって「シニア」の意味する年齢は変化します。

一方「中年」は「40~55歳」と考えられているのはご存じでしたか?「シニア」は「中年」の次の年齢層だとしたら、「55歳以上はシニア」とするのが自然のような気がします。考えてみれば、映画や旅行などのいわゆるシニア割引や、スポーツの世界での「シニア区分」も55歳くらいから設定されているものが多いです。

「55歳はシニアにはちょっと早いんじゃない?」と思いますか?それは「シニア」にネガティブなイメージが強いからでしょうか?英語の「senior」の意味は「年長者や先輩、上官」といったものです。ネガティブなイメージはないんですよ。

ちょっと早いと感じるかもしれませんが、55歳は少しずつ、人生のシフトチェンジをしていくのに最も適した年齢のように思えます。

人生100年時代への備え方

「人生100年時代」。もうすぐ本当にそんな時代がきます。今までの人生は「学ぶ」「働く」「引退する」の大きく3つのカテゴリーで成り立っていました。これからは「人生100年時代」に備え、今まではとは違ったライフプランが必要になるでしょう。それは「シニア」になったときの自分がどのように人生を過ごしたいか、ということ。あなたはどんな人生を送りたいですか?どんなライフプランを考えますか?

まだ体も気力も若いうちから準備すれば、きっと素敵で健康で楽しくイキイキと人のためにも活動できる70代になれるはず。

そんな70代を過ごせれば、80代や90代でも、きっと出来ることがたくさんあるはずです!

 

大切なのは「健康寿命」を伸ばすこと!

平均寿命と健康寿命は違います。健康寿命とは自立した生活を送れる期間のこと。この2つの差が大きいと望んでいたような人生を送ることは難しくなるでしょう。

その差は支援や介護を必要とするなど、健康上の問題で日常生活に制限のある期間ということだからです。自由に外出や食事ができなかったり、寝たきりになってしまったり、の期間です。

現在、その2つの差は平均9~12年ほどといわれています。つまり、人生最後の9~12年間は、残念ながら、支援や介護を必要とした生活を送る人が多いということです。

 

いきいきとした活動的な「シニアライフ」を過ごすには、この差を短くすることが絶対条件ですね。差を短くするために必要なものってなんでしょうか?体を動かすことや健康的な食事、さまざまな知識や人との出会いなど、ひとくくりでは表現できないさまざまなものが必要でしょう。そのヒントやきっかけをハーティネス上町カフェから発信できたら、と思います。

 

今日が一番「若い」わたし

年齢を重ねれば、体のあちこちに不具合がでるのは当たり前。人間関係や経済活動、経済状況も若いから考えると大きく変化します。

「わたしはあと何年働ける?」「誰かの役に立てるのだろうか?」「わたしの本当にしたいことって何?どこまで出来るのだろう?」と不安定な気持ちになることもあります。

 

「年をとることは失うものが多い」と感じるかもしれません。でも、本当にそうでしょうか?ちょっと見方を変えてみれば、予想外に受け取るものも多いと思いませんか?英語の「senior」が持つ意味のように、経験豊富で余裕たっぷりのポジティブなイメージで年齢を重ねていきましょう!

 

何より今日が一番若いんです!だから、前向きに動きましょう!

 

あなたの夢はなんですか?

今一度、あなたの心に問いかけてみてください。「あなたの夢はなんですか?」「どんな人生を送りたいですか?」

夢を持つことは若者だけの特権ではありません。経験を積み重ねたわたしたちだからこそ、抱ける夢や、かなえる方法もあります。

夢は想いだけではかないませんが、楽しむ気持ちが大切ですよ!

 

夢のカタチは100人いれば100通りです。特に女性はライフステージによって求められる役割が大きく変化します。結婚、出産、育児、介護…仕事と家庭との両立に悩んだり、本当に自分がしたいことがなかなかできなかったり…

「シニア」の入り口が見えてきた世代はこれから先、「自分の夢は何か」「どのような人生を送りたいのか」を少しずつ考え始めるよいきっかけかもしれません。

 

まとめ

少し前まで、60代、70代の方に、10年後の話をすると、たいてい、『死んでるよ!』とおっしゃいます。そんなことはないですよね。ほんの少し未来にも目を向けてください。10年先も楽しく過ごせるように今からできることがあるはずです。だって未来は遠い先にあるものではなく、現在とつながっているものだから。10年先は夢物語じゃありません。確実にきます。一度、自分の足元を見つめなおしてみませんか?もしかしたら意外なところに、楽しく過ごせるためのヒントは転がっているかもしれません。

わたしは10年後も、素敵な仲間達と一緒に、シニアとして、笑って仕事をしていたい。そのために今から、準備をしています。あなたもハーティネス上町カフェで一緒に、ライフプランについて考えてみませんか?きっとヒントがみつかるはずですよ!

 


関連記事[すこやか(認知症)カフェ, 上町カフェについて

 コメントをどうぞ

  返信する

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です