【認知症を知る】働きざかりの人が 認知症になったら?
公開日: │カテゴリ:すこやか(認知症)カフェ, 認知症予防, 講座・セミナー
働きざかりの人が 認知症になったら?
「働きざかり」って?
どの時期を指すかは、時代や社会によって異なりますが
現代では35歳から59歳にかけてを指すことが多いとされています。
社会が期待するような働きができている者にとっては、人生で最も充実した時期かもしれないが…(中略)。 また、典型的なライフステージでは子育ての時期とも重なり、家庭運営の責任と負担ものしかかる。
分別盛り(ふんべつざかり)ともいう。Wikipediaより
高齢者の認知症と若年性では何が違う?何に困る?
65歳未満で発症する認知症を若年性認知症と呼んでいます。
アルツハイマー病、その他の神経変性疾患、脳血管疾患等により、日常生活に支障が生じる程度にまで認知機能が低下した状態として政令で定める状態を言います。
働き盛りの年齢で認知症と診断されたら、仕事・お金・家族・・様々な問題が出てきます。
経済面、心理的な不安など、ご本人、ご家族の不安は計り知れません。。
同じ悩みを抱えている、ご家族やご本人同士が、抱え込まずに、ちょっとしたことが話せる場が
あれば、不安が少し軽減されるかもしれません。。
今月の認知症カフェでは、認知症と診断されてからでも入れる保険や、受けられる支援についても触れられています。
親の介護や子育て中に、もし自身の異変に気付いて医療機関を受診しても、うつ病と間違えられたり、どこに相談して良いか分からず混乱することも。。。
先ずは、近くの認知症カフェに、足を運んでみるのも良いかもしれません。
上町カフェでは、毎月、第3金曜日10:00~11:00、大阪市中央区北部地域包括支援センターの相談員さんに、お越しいただいています。
認知症カフェで得られるもの
自発的に楽しい時間を過ごせることを大切にしている認知症カフェ。
カフェを利用することで、認知症の人にも、その家族にも、それぞれ得られるものがあります。
■認知症の人が得るもの
認知症カフェが出かける目的となり、引きこもりを防止します。同じ状況の仲間や理解者との出会いが、安心感をもたらします。カフェの講座やアクティビティを通じて新しい趣味や楽しみが見つかるでしょう。認知症カフェをきっかけに毎日の生活にハリが出て、生きがいに繋がります。
また、地域の人と顔見知りになり、ちょっとした変化にも気づいてもらえる環境を得ることができます。
■家族が得るもの
認知症を介護する家族はどうしても、心が疲れたり、孤独感に悩まされたりしがちです。認知症カフェは、専門家からさまざまな意見を聞けたり、介護の経験者にアドバイスをもらったり、とすこし息抜きできる場所になります。
まとめ
認知症を取り巻く環境は少しずつ変化しています。長生きするだけでなく、その人らしくイキイキと生活を楽しむことが重視されています。そのためには地域ぐるみのサポートが必要不可欠で、これから先、認知症カフェの役割はますます大きくなるでしょう。認知症について、何か興味や疑問がある人は一度、足を運んでみてはいかがでしょうか?