夏と冬で甘さが違います。大根
公開日: │カテゴリ:カフェランチ/旬の食材
こんにちは。ハーティネス上町カフェ店主の平中です。
生まれ育った町、大阪市中央区上町に、2019年3月カルチャーのあるカフェをオープンしました。
ハーティネス上町カフェは、カルチャー教室、セミナー、パーティ、ギャラリー、展示会などに活用できるレンタルスペースを併設した、ちょっとめずらしいカフェ。
挽きたて・淹れたての珈琲や紅茶はもちろん、野菜たっぷりの週替わりランチが自慢。ボリュームもあるので男性のお客さまにも好評です。ビジネス街ではありませんが、近隣の会社の方々にもお越しいただけるようになりました。外を眺めながら作業や読書ができる、窓際カウンター席も人気です。
旬のお野菜、お魚を使ったランチは、おかげさまで大好評です。
このブログでは定期的に、旬の食材、食材のあれこれの豆知識をまとめています。
夏と冬で甘さが違います。大根
今回の食材は、大根。
季節を問わず手に入りますし、いろんなお料理に使えるものです。さてどんな栄養素があるのでしょうか
1.大根とは
大根は、古くから日本にある野菜のひとつです。見た目通り、「大きい根」を音読みして「大根」と呼ばれるようになりました。
春の七草「せり。なずな、すずな、すずしろ…」とありますが、「すずしろ」は大根のことです。
根の部分だけでなく、葉も食べられる、料理の食材としては万能な野菜の一つです。大根の発芽直後の新芽は、かいわれ大根としていろいろなお料理に使われています。
大根は、北は北海道、南は鹿児島まで全国各地で栽培されています。
2.大根の旬
大根は、各地で品種改良され、それぞれ味に特徴があります。一般的に甘みのある大根は秋の終わりから冬が旬です。
辛味大根と言われる、独特の辛味のあるものは、夏が旬です。
3.大根の栄養価
大根の栄養価(可食部100gあたり。根の部分)
エネルギー 18Kcal
タンパク質 0.4g
脂質 0.1g
炭水化物 4.1g
ナトリウム 17㎎
カリウム 230㎎
マグネシウム 10㎎
鉄 0.2㎎
ビタミンB1 0.02㎎
ビタミンB6 0.05㎎
ビタミンC 11㎎
葉酸 33µg
食物繊維 1.3g
大根の栄養価(可食部100gあたり。葉の部分)
エネルギー 18Kcal
タンパク質 2.0g
脂質 0.2g
炭水化物 3.3g
ナトリウム 41㎎
カリウム 340㎎
マグネシウム 25㎎
鉄 1.4㎎
亜鉛 0.4㎎
ビタミンA 190µg
ビタミンB1 0.07㎎
ビタミンB2 0.15㎎
ビタミンC 49㎎
ビタミンE 1.5㎎
ビタミンK 220µg
葉酸 33µg
食物繊維 2.6g
切り干し大根の栄養価(乾燥100gあたり。小鉢では10gが目安)
エネルギー 279Kcal
タンパク質 5.7g
脂質 0.5g
炭水化物 67.5g
ナトリウム 270㎎
カリウム 3200㎎
マグネシウム 170㎎
鉄 9.7㎎
ビタミンB1 0.33㎎
ビタミンC 3㎎
葉酸 99µg
食物繊維 20.7g
大根は葉の部分から根の部分まで食べることができ、それぞれ、栄養価も異なってきます。
また、切り干し大根は、生とは違った食感、味を楽しめます。
大根は夏に旬を迎えるものはピリッと辛く、秋冬にかけての大根は甘みのあるものになっています。
大根の辛み成分はアリルイソチオシアネートというもので、おろし金でおろすと、酸素に触れて辛み成分となります。抗菌作用があり、そばの薬味としても活用されています。
また、葉の成分はホウレンソウや小松菜などのように緑黄色野菜に分類されます。ビタミンやミネラル類をたくさん含み、体の調子を整えてくれます。
切り干し大根は、大根を天日干ししたもので、大根の水分が抜け、栄養成分も生の大根と大きく異なっています。食物繊維が豊富に含まれているのが特徴で、長期保存できるのもいいですね。
4.大根のおいしい食べ方
大根は、お料理には大活躍してくれる野菜の一つです。
根の部分は、生のまま千切りにしてサラダに加えてもおいしいです。また、なますや浅漬けにすると常備菜として毎日のおかずに使えます。
もちろん、煮るのもおすすめ。秋冬に旬を迎えるタイプの大根は甘みが強いので、おでんやブリ大根といった煮物にぴったりです。
葉の部分は、漬物、炒め物、焼きこみごはんやスープの具、また、手づくりふりかけにもなる、万能野菜です。
そして、切り干し大根は、厚揚げや大豆、ニンジンなどと炒め煮にするのもあり、水でもどして野菜とあえてサラダにも。ごま油を少々混ぜれば、中華風の和え物にもなります。
栄養もとれる上に、料理のレパートリーも広がりますね。
レシピサイトを見てみると、大根のお料理がたくさん載っています。この機会におためしあれ。
「こんなの作ってみたよ!」というのがあれば、ぜひ教えてくださいね。
5.大根にまつわる記念日
大根は根、葉といろんな使い方があります。実は記念日も、大根には二つ制定されています。
ひとつは、「千切り大根(切り干し大根)の日」。これは、2月17日です。なぜ2月17日かというと、「千」を「二」と「1」に分解し、「切」の左側「七」をあてがったからだそう。
これは、広島県にある食品メーカー、こだま食品が、日本の伝統的な保存食である千切り大根を次世代につないでいきたいという思いから制定したそうです。
そして大根にまつわる記念日がもう一つ。それが、9月18日の「かいわれ大根の日」です。
8を横にして(∞)、下に「1」を書くと、かいわれ大根の芽に似ているとのことで、この日付になったそう。
日本スプラウト協会が制定したもので、無農薬のかいわれ大根にもっと親しんでほしいという思いから制定したとのことです。
まとめ
いかがでしたか?
大根はスーパーで一年中手に入り、お値段もリーズナブルなので、家計にもやさしい野菜の一つです。
私も今回調べていて、「なるほど!こんなふうに活用できるのね」と、新発見がありました。
今年は、ステイホームな年越しになりそうです。
皆様も、今まで作ったことのなり大根のお料理をおうちで試してみませんか?今まで知らなかった大根のおいしさに気づけるかもしれませんしても、料理の食材としても大活躍してくれるものです。
当カフェでは季節の食材をふんだんに使ったランチを週替わりで提供しています。
1杯、1杯、丁寧に淹れているコーヒー(ランチ注文の方は150円)もおかげさまで大人気です。
コーヒーが苦手なお客様には、紅茶も淹れ方を試行錯誤、ご好評いただいています😋
ご来店いただく皆様に喜んでいただけるよう、調理担当の息子と日々奮闘しておりますので、ぜひご賞味ください。
カフェ営業時間
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